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【チビミミナガバンディクートとは】生息地や絶滅の原因・生き残りの可能性

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「チビミミナガバンディクート」。

これを聞いて、とある子供番組のとある歌を思い出す方もいるかもしれません。

あの一度見たら忘れられないピンク色の生き物にはモデルがいたということをご存知でしょうか?

それが今回紹介する「チビミミナガバンディクート」です。かれらは本当はどんな姿をしていたのでしょう?

「チビミミナガバンディクート」とは

身体的特徴

体長は14㎝~27㎝ほど。「チビ」というだけあって、現存するミミナガバンディクートよりも一回りほど小さかったようです。

尾は長く12㎝~16㎝にまでなりました。うさぎのような耳は6㎝~9㎝ほどでした。

そして当たり前ですが、体毛はピンク色ではなく薄い褐色です。

体の形はミミナガバンディクートによく似ていましたが、やや小さいところと、尾の下の面が白い体毛で覆われているところが異なっていました。

生態的特徴

他のバンディクート種と同じように、巣穴を掘って暮らしていました。

暑い夏は地下深くに潜って生活し、冬になると地下30㎝程度の所にいることが多かったようです。

そのため原住民たちは寒い時期を狙って彼らを捕らえていました。

「チビミミナガバンディクート」の分布・生息地

かつてはノーザンテリトリーと南オーストラリア州に生息していました。

オーストラリア大陸の中央を縦断するように分布していたのですね。

「チビミミナガバンディクート」の絶滅した原因

絶滅の直接の原因について、詳しいことは明らかになっていません。

しかし、ヨーロッパからの移民の持ち込んだアカギツネやネコに捕食されたためではないかと言われています。

「チビミミナガバンディクート」の生き残りの可能性

現在は1931年に採集された12体の標本が残るのみという状況です。

この時の採集記録が最後のものとなり、それ以降目撃情報はありません。

まとめ

子どもの頃にきいたあの歌の中では、「チビミミナガバンディクート」はみんなが元気になる秘密の呪文でした。

大人になり、元気の呪文の正体が実はもう地球のどこにもいないと知って、いいようもない悲しい気持ちに包まれています。