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【シマバンディクートとは】生息地や絶滅の原因・生き残りの可能性まとめ

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シマバンディクート。

この名前を聞いて、どんな生き物かすぐに思い浮かぶ人はそう多くないのではないでしょうか。

バンディクートというのは小型の有袋類で、その見た目はネズミに少し似ていますが、口・鼻先がするどくとがっているのが特徴です。

その中でも、今から150年ほど前に絶滅したといわれているのが「シマバンディクート」。
彼らはどんな姿で、どこでどのように暮らしていたのでしょう。

「シマバンディクート」とは

身体的特徴

体長は21㎝~22㎝、尻尾の長さは10㎝ほど。腰にはっきりとした黒い模様があります。

耳の後ろには斑点模様があったそうです。

生態的特徴

シマバンディクートは有袋類ですから、カンガルーと同じようにおなかの袋で赤ちゃんを育てます。

夜行性の生き物だったため、昼間は巣穴や木の陰、岩の割れ目などに身を隠し、夜に活動していました。

長く突き出した口先で土を掘って虫などを食べて暮らしていました。

「シマバンディクート」の分布・生息地

オーストラリアのニューサウスウェールズ州西部とビクトリア州に生息していたようです。

その中でも、開けた草原や川、沼の岸辺の草むらや森林に生活の拠点を置いていました。

「シマバンディクート」の絶滅した原因

絶滅した原因は、主に人間の持ち込んだ動物によるものでした。

イギリスからの移民は、狩猟をして楽しむためにアカギツネやアナウサギを持ち込みました。

アカギツネはシマバンディクートを捕食し、アナウサギは住処を奪いました。

こうしてシマバンディクートは、急激に数を減らしていき、1867年には絶滅してしまいました。

「シマバンディクート」の生き残りの可能性

目撃情報などもないことから、すでに地球上には存在しないと言っていいでしょう。

しかし、同じバンディクートの仲間であるニシシマバンディクートやヒガシシマバンディクートは、数を減らしながらも細々とその命を繋いでいるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

調べたところによると、ネット上では絶滅種であるシマバンディクートと純絶滅危惧種であるヒガシシマバンディクートを同一視していると思われる文言が散見されました。

いずれも明確なソースがないため、私たちが触れることのできる情報の中で、間違いなく正しいと断言できる情報は多くないと感じます。

これも、シマバンディクートが謎に包まれた生き物であることに起因しているのでしょう。