カタアカバンディクート。肩のあたりに鮮やかなオレンジ色をまとっていたことからこの名がつけられたのでしょう。
皆さまにお伝えできる情報にはかなり限りがありますが、わかる範囲で彼らについてまとめてみました。
「カタアカバンディクート」とは
身体的特徴
体長は23㎝～27㎝ほど、尻尾の長さはおおよそ10㎝～13㎝ほどです。
やや小型で尻尾は長く、背中は鈍いオレンジ色の体毛でおおわれていました。
お腹は白く、肩のあたりに鮮やかなオレンジ色の斑点があったそうです。
耳は長く、先がとがっていました。
「カタアカバンディクート」の分布・生息地
オーストラリア中央部の、ノーザンテリトリー西部やサウスオーストラリア州、ウエスタンオーストラリア州東部で生息していたことが確認されています。
「カタアカバンディクート」の絶滅した原因
原因については特定することができませんでした。
しかし1930年以降にはすでに採集例がなく、絶滅してしまっていると言われています。
「カタアカバンディクート」の生き残りの可能性
1920年に絶滅したと言われるブタアシバンディクートと同様、完全に絶滅してしまっているといえるでしょう。
まとめ
カタアカバンディクートは、我々の閲覧できる範囲においては、出回っている情報が極端に少ない生き物です。
なんの手立てもなく静かに消えていったことももちろん悲しいことですが、死してなお、人々の関心を引くこともないというのは、より悲観すべきことなのではないでしょうか。
そしてそれはカタアカバンディクートに限った話ではなく、地球にはこうして消えていった命が無数あるというのは、誰もが心に留めておくべきことなのではないでしょうか。
